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2010年10月02日
レイキの新ブログがスタート!
posted by Tamura at 16:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年09月12日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.51
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
いかがお過ごしですか?
お変わりございませんか?
あなたが電話している時、受話器を当てているのは右耳ですか?
それとも左耳?
右利きの人なら多くの人が、左手に受話器を持ち左耳に当てているのではないでしょうか、でしょ?
”電話をする時、どっちの耳を使うか?”というアンケートでも
約八割の人が左耳だったそうです。
右手の指でプッシュしたり、ダイアルしたり
(ダイアル式の電話も見かけなくなりましたね。私はあれ好きでした。
ダイアルが戻っていくあのゆるやかな時間が・・・)
メモしたりもできるし、それになにより受話器やコードが受話器本体の向かって左側についています。
これは明らかに、右利きの人の習慣を取り入れているからでしょうね。
左利きの人達にとっては、けっこう不便な事だったかもしれないです。
ところで「じゃあ、又ね」と電話を切った後、話の内容を思い出せなかったり、大切な用件を忘れてしまったりしたこと、
あなた、ありませんか?
私はたまにあります。
と、そこでワンポイント・アドバイス!
“大切な用件を忘れないようにするには、受話器を右耳に当てるべし”なのだそうです。これには理由があります。
右脳と左脳が関係しているのですが、右耳から入った音は
ことばを司る言語中枢である左脳につながっているため、
会話の内容をしっかり把握することができるからなのです。
なので、メモしなくても、話の内容を忘れてしまうことも少なくなります。
電話中に、相手の話の声が聞き取りにくくなって、大きな声で
「もしもし、もしも〜〜〜し、よく聞こえないんだけど・・・」と
言いながら、受話器を左の耳から右の耳に当て直すこと、
これもよくありますよね。
(あなた、ありません? 歳のせいか私はこれもしょっちゅうやります)
注意深く聞こうとするほど、使う耳を左から右へと移行させるのは
「かすかな音も聞き取りたい」という思考が、強い意志として
左脳で発生し、左脳からの指示だけにその意志は身体の部位
−つまり右耳へ届くというわけです。
なんとか聞き取りたい、という意志が、
自然に働いて左脳から右耳に指示を出しているわけですね。
近くで誰かがナイショ話をしていたら、
右の耳をその方向に向けると面白い話が聞けるかもしれません。
ついでにいうなら、壁の向こうを盗み聞きするときも、
右耳を使うと聞き取りやすいそうです。
もちろん、あなたはそんなことなさらないでしょうが・・・。
電話するとき、一度ぜひお試しください(盗み聞きするときも)
それにしても、近頃、私の耳は本当に音を聞き取りにくくなって
しまいました。
他の人に聞こえている音が、私にはまったく聞こえていないということがわかって、愕然としております。
老眼鏡がないと、もうほとんど字が読めないし、ヤレヤレです。
「年老いた身体は、あらゆる経験、心の傷、精神的痛手、
円熟した体験を通して訪れる品格を備えている。
そして、どの年代であれ、ひとたび自分の身体にくつろぎ
慈しみ始めたら、あなたは突然、身体が再び美しくなるのを
感じる。そしてそれは、内側のさまざまなものを解き放つ」
と、いうのは私の愛する和尚の言葉ではありますが・・・・・。
お元気で。
参考文献
「〔右〕の不思議?〔左〕のナゾ!」 青春出版社 不思議データ調査室編
「〔右〕の不思議?〔左〕のナゾ!」 青春出版社 不思議データ調査室編
お知らせ
おかげ様で、レイキマスター橋爪(スワミ・サガール・デヴァ)の手紙も50通をこえました。
いつもご愛読いただき、誠にありがとうございます。
近日、橋爪の新しいブログがスタート予定です。
公開の際にはこちらでご案内させていただきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
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posted by Tamura at 17:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年08月27日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.50
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
お元気ですか?
最近、体調はいかがですか?
この季節になると、店頭に美味しそうなフルーツが沢山並ぶので、
フルーツ大好き人間の私はあれもこれもと
我然、食いしん坊になります。
幸いなことに、いくら食べても殆ど体重は変わりません。
ずっと、十代の頃と同じ体重をキープしています。
もっとも、体型は地球の引力をしっかり受けていますが・・・。
私が子供の頃、「ダイエット」という言葉は知りませんでした。
身近に太った人も見かけませんでした。
食べる物も今のように豊富ではなかったし、
現在のような食生活ではありませんでしたから。
最近、若い人の間でも脂肪をしっかり貯め込んで?いる人を見かけます。
“肥満”というのは、過剰なエネルギーが脂肪として蓄積される
ために起こります。
スポーツをしてダイエットする、ということは、
エネルギーを多く消費することで、
その蓄積された脂肪を減らすのが目的ということになりますが、
ということは、運動する量が多いほど効果があると
考えますよね普通。
そこで皆さん痩せたいからとより多く、激しい運動をしがちですが、
ビックリギョウテン! この考え方そのものが大間違いなのです。
肝臓や筋肉にはグリコーゲンというエネルギー源が蓄えられている
のはご存じですよね。
普通、筋肉は血液中のブドウ糖をエネルギー源として動いていますが、これは消化器官から送られたものや皮下脂肪を燃焼させて得たもので、これを使っている限り運動すればそれだけ痩せるということになります。
ところがドッコイ!
激しいスポーツや過剰な運動をしてブドウ糖が不足すると
それだけでは間に合わなくなり、グリコーゲンに切り替えられ、
皮下脂肪は使われなくなってしまうのです。
だから、いくらスポーツをしても体重をコントロールできないと
いうことになってしまいます。
減量のためのスポーツは、あくまでも皮下脂肪を少なくするのが
目的で、グリコーゲンを使わない程度にすることが必要です。
そのためには、筋肉が一度に多くのエネルギーを
必要としないように、持続的にゆるやかに身体を動かすことが、
減量のためのスポーツのポイントということになります。
額に汗がにじんできて、ちょっと心臓がドキドキするくらいを
目安にして、刺激の少ないスポーツを長く続ける。
これが痩せるコツです。
ついでに言うと、減量のためのスポーツは、
食前にしたほうが効果的です。
食前なら血糖値が下がっているので、エネルギーを使えば、
即脂肪を燃焼させてくれるというわけです。
朝食の前にひとっ走りなんて目も覚めるし、空気もきれいだし、
減量にもなるし、言うことなしですね。
あなたは、最近身体を動かしていますか?
では又、お元気で。
創造性はこんな風に働きます。
太るのは嫌だ、こんなものを食べたら又、お尻の
肉が増えると思いながら、大きなドーナッツを
食べてしまう。
それはどんな結果になって欲しいかを、宇宙に
伝えているようなものです。
体重オーバーの人は、ドーナッツを食べる前に
こんな風にドーナッツに話しかけてはどうでしょう。
「あなたを食べることによって、私は健康になる
この瞬間、私はあなたを食べることが、一番大切なのです」
ドーナッツに対する見方がとても肯定的になり、
いい結果をもたらしてくれるような思いと
ワンセットなって、そこから結果が生まれます”「ようこそ、地球へ」ECTON2
ヴォイス社 リチャード・ラビン著
お知らせ
おかげ様で、レイキマスター橋爪(スワミ・サガール・デヴァ)の手紙も50通になりました。
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posted by Tamura at 14:10| サガール・デヴァからの手紙
2010年08月06日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.49
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
その時、私が見たのは古代エジプトの王に仕える
高官の邸の一室でした。
薄暗いヒンヤリした石造りの部屋に滑らかに磨かれた
大きな石のベッドがあって、私はその上で、
腰布一枚の半裸で午睡をとっているところでした。
中庭にある数本の大きなナツメヤシの葉が揺れ、
部屋と庭の間に掛けられた陽射しをさえぎる白い
麻布が大きく風にはためいています。
私は黒い髪、黒い瞳、肌の色はオリーブグリーンに
近い褐色、白い歯をもった14,5歳の美しい少年でした。
しかし、そこは私の家ではなく、私はエジプトの隣の国
ヌビアから来た奴隷のひとりでした。
当時、ヌビアは物質的にも人的にも、
エジプトの属国となっており、
沢山のヌビア人がエジプトには住んでいました。
その邸で、私は奴隷ではあっても、
主人の身の周りの世話をするだけでしたし、
主人は裕福で知的な優しい人でしたから
とても恵まれた環境でした。
何より、大きな家の一室に住むことを許され、
食べ物に不自由しない生活は、
ヌビアにいた頃の貧しい暮らしを経験している
私にとっては、まるで夢のような生活でした。
主人に、自分の息子のように気に入られていた私は、
やがてその邸の家事一切を任され、
年取ってからは奴隷の身分からも
解放されることになりました。
それでも、死ぬまでその邸と主人の側を
離れることはありませんでした。
と、いうのが私が初めて体験した
「エイジ・リグレッション 過去世回帰」のセッションです。
その時が初めてにもかかわらず、すぐに深い催眠状態に入り、
短いセッションでしたが、とても鮮明なイメージを
ありありと見ることができました。
そしてそれは、何の疑いもなく「過去世」への認識を得た一瞬でした。
その後も何度か、誘導瞑想のカセットテープを聞きながら
過去世を見ることになりましたが、その度にいつも本当に
思いもかけない、想像したことさえない世界を体験するので
ただただ圧倒され、身体が興奮に打ち震えるような思いに
満たされます。
そして、過去世での経験が、今の人生に明らかに影響している
ことのいくつかにも気付かされ、
「ああ、だからなんだ!」
「こういうことだったんだ!」
と、驚きと不思議と納得のないまぜになった思いに胸が一杯になるのです。
この世には、まだまだ私達の知らない世界がすぐそこにあります。
只、「前世を知りたい」というだけの興味本位で
過去世ワークをすることはオススメできません。
場合によっては、今の人生をガラリと変えてしまうことに
なるかもしれないからです。
過去世回帰のワークは、自分自身についてより深く知るための手段のひとつです。
過去世を知るためのメソッドはいくつかあります。
他者から情報を得るものと、自ら体験するものです。
誘導瞑想を通して自分自身で体験する過去世ワークのセラピーは、
その人の人生観を根底から変化させるような可能性を有していますが、
あくまでも自分自身で体験することが重要です。
セラピストはガイドするだけです。
過去世を知りたい、というだけでしたら、
それはエンターティメントにしかすぎません。
「自分の過去世を自分の選択と責任で体験する」
それがセラピーとしての過去世ワークなのです。
何か直面すべきことがあるという信号として、
あなたのところにやってきた痛みや様様な症状の原因を
解放するというのがこのワークの目的です。
もしあなたが、過去世のエネルギーを解放したければ、現在の人生ではもう役に立たなくなった古いエネルギーを脱ぎ捨てることができます。
これが最も重要な解放のプロセスです。
殆どの人は、「なぜそうなのか」という理由を発見した時にもっともそれを手放しやすくなります。
その方法のひとつが過去世ワークなのです。
「エイジ・リグレッション 過去世回帰」は、その人が前世や
輪廻転生を信じる信じないにかかわらず、誰もが経験できます。
その人の宗教や信念がどうであれ、その人が望めばそれは現れます。
そして、「過去世回帰」をする準備が出来た時に、サポートしてくれる人のところへ行くとも言われています。
現在、ここでは残念ながら「過去世回帰」のワークは行っておりませんが、ぜひ体験していただきたいセラピーのひとつです。
あなたの過去世は?
参考文献
「過去世回帰ワークブック」 ヴォイス社 ネヴィル・ロウ著
「過去世回帰ワークブック」 ヴォイス社 ネヴィル・ロウ著
posted by Tamura at 15:36| サガール・デヴァからの手紙
2010年07月23日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.48
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
いかがお過ごしですか?
お変わりございませんか?
あなたは“ナンバ歩き”なるもの、ご存じですか?
このところ、私はこれにはまっています。
この歩き方は、古武術研究家の甲野善紀氏によって
知られるようになり、アテネ・オリンピック前後からは
トップアスリートの間でも話題になっているそうです。
簡単に言えば、右足を出したら右手、左足を出したら
左手という具合に、「身体をねじらない」そして
「強く蹴らない」「ふんばらない」という
今の我我の歩き方とは全く違う歩き方です。
丁度、竹馬に乗っている時の身体の使い方、といえば
おわかりいただけるでしょうか?
歌舞伎の“六法(ろっぽう)”でも見ることができますね。
実は、江戸時代くらいまでは日本人はこのような歩き方を
していたらしいのです。
明治政府がイギリスから、軍事教練として導入し
その後、体育でも普及を図った結果、今のような
歩き方になったのだそうです。
“ナンバ”はもちろん歩き方だけではありません。
身体の使い方、動き方すべてに関わっています。
身体に負荷をかけないうえに、動きに無駄がなく
身体能力、健康面、疲労回復に効果があるといわれています。
信じられないかもしれませんが、“ナンバ”を実践すると
「身体が若返ってくる」とさえ言われています。
“ナンバ歩き”は身体への負担がないため、筋力がない人
でも長時間楽に歩け、特に階段や坂道の上り下りには
本当に楽になり効果が実感できます。
ナンバが出来るようになると、腹をねじらないので
歩きながらでも深い呼吸ができるようになり、おまけに
腸に負担がかからないので便秘にも効果大です。
私は歩く時、いつもナンバを意識しながら歩いていますが
坂道を歩く時はウソみたいに「あらっ!アララ・・・」と
今まで坂の途中で2,3回ほど休憩が必要だったのに
今では長い坂もルンルン!!
階段の上り下りに使うと、足のケガや膝に痛みのある方も
足への負担をかなり軽減させることができます。
(ナンバの身体の使い方を覚えると、なんと、楽な立ち上がり方、
坐り方も簡単にできるようになりますよ、これもビックリ)
歩くのが楽になり、長時間歩けるようになると、もちろん
ダイエットも期待できますよね。
この夏、富士山(六根清浄!)や高尾山(とろろ蕎麦!)に行く
予定のある方、金毘羅さん(785段)や芝の愛宕神社(曲垣平九朗で
有名な男坂85段は、東京で一番急な坂なのだそうです)が
散歩コースに入っている方はゼヒ“ナンバ歩き”をお試しください。
もちろん、通勤通学の途中に長〜〜〜い地下鉄の階段があるという
方も一度お試しください。
きっと驚かれると思います。
(まあ皆さんは殆どエスカレーターをご利用でしょうが・・・)
最初は少しぎこちない動きになるかもしれませんが、
なあに慣れれば簡単!
歩くのが本当に楽しくなりますよ。
ナンバ歩き-甲野善紀氏-動画
参考文献
「ナンバ健康法」 三笠書房 金田伸夫
「ナンバ走り」 光文社新書
「ナンバの身体論」 光文社新書
矢野龍彦 金田伸夫 長谷川智 古谷一郎
「ナンバ健康法」 三笠書房 金田伸夫
「ナンバ走り」 光文社新書
「ナンバの身体論」 光文社新書
矢野龍彦 金田伸夫 長谷川智 古谷一郎
posted by Tamura at 13:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年07月09日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.47
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
ça va? サヴァ 元気?
Quoi de neuf? コワ ドゥ ヌフ 変わったことある?
先日、ブックオフでDVDの棚を覗いていて、
思いがけないものを発見しました。
あなたはフランス映画「un homme et une femme(男と女)」は
ごらんになりましたか?
そうです。”ダバダバダー”のスキャットで有名な
クロード・ルルーシュ監督の映画です。
この映画は1966年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、
アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞でも外国映画賞を
受賞しています。
(フランス映画では珍しく、アメリカでもヒットしました)
いかにもフランス、いかにもフランスの俳優、
いかにもフランスの恋愛映画で
(なにやら淀川さんの口調ですが・・・)
ドキュメンタリータッチのシーンが美しい、
とても素敵な映画でした。
フランシス・レイの音楽も、ピエール・バルーの歌も
ピッタリはまってこれぞフランス!
同時代に青春を過ごした私にとっては、
大好きな忘れられない映画の一本です。
この映画で、クロード・ルルーシュもフランシス・レイも
ピエール・バルーもそれぞれの地位を確かにしたと言われていますし、
なんとピエール・バルーはこの映画の完成後、夫婦役で共演した
アヌーク・エメと実際に結婚しています
(現在の奥さまは日本の方で、確か日本のどこかに住んでいるとか。この人は不思議な存在感があって魅力的な男性ですね)
そしてアヌーク・エメ!
知的で美しく”大人の女”で、この人もはまり役でした。
(ゴールデン・グローブ 主演女優賞を受賞しています!)
それはともかく、私がブックオフで見つけたのは
「男と女 20年後」というDVDでした。
こんな映画が作られていたなんて、それまで全然
知りませんでしたから、もうビックリ!
(エッ、うそー、マジいー?)
監督も主演俳優も同じで(前作を撮る時、監督は最初から
ジャン・ルイ・トランティニアンを想定して脚本を
書いたのだそうです。この俳優は渋くて、セクシーで
ちょっと翳があって寡黙な感じがいいですねえ。
因みにアヌーク・エメはジャン・ルイの推薦)
随所に前作のシーンがが挿入されていて、
本当に懐かしく観ることができました。
この映画については、前作への”オマージュ”とだけ
申し上げておきますが、改めて思ったのは冬のドーヴィルの
美しさです。
雨と霧、風と波、バックに流れる音楽と相まってウットリ
するような風景でした。
”恋愛は寒い方が燃え上がる”からと
クロード・ルルーシュは言っています。
冬のドーヴィルだからこそ出来た映画なのかもしれません。
そして、私には忘れられないシーンがあります。
ドーヴィルからパリへ帰る途中、二人はレストランに入ります。
料理を注文した後、ジャン・ルイが(役でもジャン・ルイなんです)
もう一度ギャルソンを呼んで言います。
「部屋はあるか?」と。
レストランの上がホテルになっているというわけです。
追加注文だと思って引き返してきたギャルソンに、
思いがけない注文!
フランスの男は何と洒落ていて、カッコいいんだろうと
青春真っ盛りの私は胸をときめかせたのを覚えています。
いつか私も、そんなセリフをいえる男になりたいと思いましたが
いまだにその機会はありません(ううっー)
それにしても、あの頃は本当に素敵な
フランス映画やイタリア映画が沢山ありましたね。
今、古いフランス映画のDVDは一本4千円くらいで販売されています。
ついこの前封切られたアメリカ映画のDVDは、一本1千円くらいなのに。
何とかなりませんかね、これ。
あなたは最近、映画観ていますか?
というわけで、今日はフランス語のごあいさつとなりました。
À bientôt! ア ビアント では又!
posted by Tamura at 13:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年06月25日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.46
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
お変わりございませんか?
最近、体調はいかがですか?
いつもお気遣いいただいてありがとうございます。
このところ、休日の天気の良い日は近くの
野毛山の公園までちょくちょく散歩に出かけます。
この公園は、去年の暮れから今年の春まで
改修工事でしばらく利用できませんでしたが
久しぶりに行ってみたらなんとまあ、見事に
美しい公園に生まれ変わっていました。
正直なところ、以前はだだっ広いだけで手入れのされていない、
私にとってはつまらないスペースでしたが、
やっと公園らしい?公園になったので嬉しい限りです。
エヴィアンのペットボトルと文庫本を持って
せっせと通っております。
公園の中央には芝生のタップリしたスペースが取られていて
(今はまだ、芝の保護のため入ることはできません)
梅雨が明けた頃には、芝の上に大の字になって
地球のエネジーをタップリ全身で感じてみたいと思っています。
周りに広がる緑、吹き抜ける風、見上げると空と雲。
さぞかし気持ちがいいでしょうね。
その周囲にはぐるりと一周できる遊歩道。
(この道を走っている人もよく見かけます)
そこにはいくつかの新しいベンチ
(もう少し数を増やしていただけると嬉しいのですが・・・)
そしてバラの咲く花壇。
以前にはなかったバスケットコートが一面。
ベンチの横には、手足を洗える水道の蛇口。
そこには小さな子供たちが喜びそうな、
カワイイ動物の顔が描かれていて、
先日は大勢の小学生がお弁当を広げていました。
遠足だったのでしょうか?
隅のほうにあった藤棚も新しくなっていますし、
隣接している児童公園からは、
車いすでもこのスペースに入れるように
階段の横に木製の長ーいスロープも設けられました。
こういう配慮は嬉しいですよね。
木陰のベンチでウトウトしている人もよく見かけます。
この公園は高台にあるので、いつも気持ちのいい風が吹いていて、
お昼寝には最高です。
時間によっては、私一人の貸し切り状態になります。
(ここへ来ると必ず思い出す一本の映画があります。
ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「Blow-Up欲望」
1967年、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した
この映画でも、美しい芝生の公園が登場します。
まだ初々しいジェーン・バーキンも出演していますが、
何といってもデビッド・ヘミングス!
この映画の彼はとてもセクシーです)
現在、改修工事はまだ続行中のようですが、
できれば、前からあるあまり美しくない展望台と
なるべく利用したくない古いトイレも、
ゼヒゼヒキレイにしていただきたいと強く願う、
公園愛好者の私であります。
そして何より、この公園が今の美しいまま維持し続けられることを
願わずにはいられません。
それにしても、沢山の資金と労力が必要だったのでしょうね。
関係者の皆さまには深く感謝し、お一人お一人の手を取って
ありがとうございましたとお礼を申し上げたい気持ちで一杯です。
本当にありがとうございました。
あなたには、お気に入りの公園がありますか?
お元気で。
posted by Tamura at 11:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年06月10日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.45
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
いかがお過ごしですか?
いつもこの拙い文章に目を通していただいて、
ありがとうございます。
この前、横浜の街の気になるところを書きましたが
もうひとつ、犬を連れている方が本当に多いんです、この街は。
もしかしたら日本全国でペットを持つことが流行になっているのでしょうか?
この近辺で見かけるのは殆んど小型犬ですが、
沢山の種類のカワイイ犬を散歩させているのに出会います。
時には“一寸過保護じゃないの?”と思うこともありますが・・。
雨の日にレインコートを着た犬を見た時は、
思わず笑ってしまいました。
そりゃ、犬だって寒い時は寒いだろうし、
雨に濡れたくはないだろうけど、レインコートとはね。
それに多分殆んどの犬がペット・フードを食べていると思いますが、あれって美味しいのでしょうか?
まさに“エサ”でしかありませんよね、あれは。
産まれてから、肉なんて一度も食べたことがない犬も沢山いるのではと思います。
犬の気持ちになって考えると、何だか切なくなります。
天気の良い日に赤レンガ倉庫の広場に行くと、
たまにとても美しい大型犬が散歩しているのに出会うことがあります。
私も大きい犬が好きなので、
そんな時はウットリと見惚れてしまいます。
私が一番好きな犬種はドーベルマン・ピンシャー。
シェパードやシベリアン・ハスキーも気になります。
(昔、我が家には“カール”という名のメスのシェパードがおりました)
犬が多い割には、街の中に犬のフンが落ちていることは殆んどありません。
江戸時代、町の中で多いものは「伊勢屋、稲荷に犬のクソ」と言われていたそうですが、今は皆さんきちんと後始末をされているんですね。
犬のフンはパリでは街の名物?でもありますが、
今、少しはキレイになったのでしょうかね。
(「Merde! メルド 糞!」犬の糞はフランスでは幸運を願うお守りとされています。試験を受けに行く学生にこの言葉を云って励ますという習慣まであります。)
ベルサイユ宮殿にはトイレがないという話だし、中世くらいまではパリの街中を歩いていると、空から人間のモノが降ってくる、つまりアパルトマンにもトイレがないので窓から通りへ捨てていたというし、だからハイヒールが必要になった−踏んづけないために−
というお国柄ですがら、犬のフンくらい気にもしないということでしょうか。
皆さんもパリへのお出かけの際には、
せいぜい足元にお気をつけくださいね。
ところで、そこら中にオシッコをひっかけている犬を見かけますが、あれは気になりませんか?
私はどうも気になります。
五代将軍、徳川綱吉が出した「生類 憐みの令」についてはご存知の方も多いと思いますが、犬を大切にするあまり、江戸市中には野犬があふれて庶民は野犬にずいぶん手こずったそうですね。
そのため、幕府が今の中野区に16万坪もの広大な土地に8万頭もの野犬を収容して餌まで与えていたのだとか。
その建設費用は単純換算すると二百億円!
飼育料だけで年間数百億円!!という途方もない額が使われたと記録されているそうです。
なんともはや・・・いつの時代も権力者のやることは理解できませんね。
(そういえば、最近は野犬を見ることも無くなりました)
水戸藩第二代藩主だった徳川光圀が
−「ええい、控えおろう!」の水戸黄門さまです−
将軍綱吉に悪法と名高かった「生類 憐みの令」をやめるよう
詰め寄ったというのは有名な話らしいです。
二十四年続いた「生類 憐みの令」が撤廃された後、
江戸で人気のあったのは奈良時代に中国から伝えられた「狆」で、
お金持ちが飼う座敷犬としてもてはやされてそうです。
そういえば、今は狆もあまり見かけない気がします。
私が子供の頃はスピッツも人気がありましたが、
スピッツもあまり見かけなくなりました。
そして、私たちの世代には「名犬ラッシー」や「名犬リンチンチン」もなつかしいですね。
今はどんな犬種が好かれているのでしょうか?
あなたは犬を飼ったことがありますか?
お元気で。
参考文献:光文社「江戸の遊び方―若旦那に学ぶ現代人の知恵」
中江克己著
中江克己著
posted by Tamura at 12:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年05月21日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.44
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
いかがお過ごしですか?
このところ、私はずっと眠い日が続いています。
しっかり睡眠はとっているつもりですが、それでも眠くてたまりません。
特に午後3時頃は私にとって魔の時間です。
春になると眠くなるのは、実は冬眠から目覚めた反動なのだそうです。
「冬眠なんか、していねえよ!」とあなたはおっしゃるかもしれませんが、特にあなたが、河を上ってくる鮭をしこたま食って、
岩穴の中で毛皮に包まれてスヤスヤ冬眠していなかったとしても、
冬になると人間の体も冬眠態勢に入るのだそうです。
冬になって毛細血管が縮まる現象が見られるのもそのひとつで
(手足の冷えですね)このようにしてエネルギーの消費量を抑え、
蓄え、冬眠にそなえようとしているからだとか。
そして、春になると毛細血管が全開されてエネルギーがどんどん供給されます。
エネルギーの消費がふえると疲労します。
そこで、春になるとやたらわけもなく眠くなるというわけです。
かつて、人間が冬眠する動物だった頃の情報が、
しっかり遺伝子に残っているということですね。
春になると、犬も猫も鳥も人間も一斉に目覚めます。
恋の季節です。(人間は年中恋しているようですが・・・)
恋をしている女性は美しくなるといわれています。
正真正銘、これは事実なのだそうです。
もちろん個人差もあるでしょうが、恋をしている女性の肌がつやつやとまるで上気したような色をし、若わかしさを感じさせるのはまぎれもない事実として認められているのだそうです。
ではどうして?
これは、大脳がホルモンの分泌を操作するからだとか。
人を好きになり、恋をすると、胸がワクワクします。
あなたも覚えがあるでしょう?
(私は、もうすっかりそういう感覚を忘れてしまいましたが・・・残念!)
そういう喜びが、まず大脳新皮質というところに伝えられると、
大脳新皮質はそれを“幸福快感”として大脳辺緑系と視床下部に伝えます。
大脳辺緑系がその情報を受けとると、コントロールしている食欲、性欲、内蔵系の働きを活発にします。
そうすると、身体の機能が高まり、健康を増進させ“美しさ”の基礎が作られるというわけです。
視床下部は情報を受けると、脳下垂体に命令して色色な刺激ホルモンを分泌させます。
その中の“プロラクチン”というホルモンがヒフの新陳代謝を盛んにしてできた“エストロゲン”というホルモンが肌を上気させるというわけです。
こういうプロセスで恋する女性は美しくなります。
もちろん、美しくなりたい男性も大いに恋して下さい。
ただ、これは相手と心が通い合った、つまり“愛”がある場合だけに限られるそうです。
(“愛”って本当にスゴイですね)
“セックスで美しくなる”という雑誌の見出しをたまに見ますが、
あの場合も正確には“愛のあるセックスで美しくなる”ということなのでしょうね。
ああ、それにしても眠い!
あなた、恋してますか?
お元気で。
posted by Tamura at 12:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年05月06日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.43
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
いかがお過ごしですか?
お変りございませんか?
私が横浜に住むようになってから、いくつか気づいたことがあります。
手をつないで歩いているカップルがとても多いんです、この街は。
この街に限ったことではなく、今の時代だから、
ということかもしれませんが、若い人達から中年のカップルまで、
皆さん仲よく手をつないで歩いています。
エスカレーターを利用すると後ろから体を支えたり、
しっかり抱き合ったりしている姿も日常的です。
微笑ましくて、ちょっぴりうらやましいです。
私の若い頃は、何しろ男女が並んで歩くことさえできませんでした。
そんなことをしようものなら、翌日、学校中の噂になってたでしょう。
いい時代になったとつくづく思います。
ハッとするようなおシャレな人にも出会います。
大抵は熟年男性か妙齢の女性です。
若い時からずっとおシャレを楽しんできたんだろうなあ、
と思わせるコーディネイトで、足の先まで見事に決まっています。
身につけているものの色もテイストも惚れぼれするような装いです。
そういう人に出会うと、思わず振り返ったり、
“ステキですね”と話しかけたくなったりします。
(グッとがまんしますが)
和服姿の男性にもお会いします。
しかもけっこう若い男性が、粋に着こなしているのを見ると、
その日一日何だかとても嬉しくなります。
(ヨッ、若だんな!)
夏の花火大会には浴衣姿のカップルが街にあふれます。
着なれていなくても、あれも微笑ましいものです。
外国の人が本当に多いです。
場所によっては、すれ違う人の3人に1人は外国語を話しています。
(ことばを聞くまではわからない東洋系の人が多いということですが・・・)
大抵の人は大きな声でケイタイ電話片手に話しながら歩いています。
食事に行ったり、コンビニエンス・ストアに入ったりすると、
あちこちで外国人のスタッフにも出会います。
まだ外国の人が珍しかった時代に生まれ、田舎で育った私はもうビックリです。
横浜の街を散歩していると、あちこちからジャズが聞こえてきます。
街灯や植え込みにスピーカーがあってジャズが流れています。
でも、立ち止まって音楽を聞いている人を見かけたことはありません。
私としては、風や波の音、鳥の声や音のない静かな時間が好きなのですが・・・。
それでなくても街には雑多な音が溢れています。
ここでジャズを流す必要があるのだろうか?と思ってしまいます。
同じように、みなとみらいの辺りを歩くと、
「ここにこれが必要なんだろうか?」
「これってムダじゃないの?」
と思うことがしょっちゅうあります。
おまけに、せっかく造ったのに活用されていないもの、
手入れされていないものも多く目にします。
「もったいないなあ・・・」
とひとりごちるのは私だけでしょうか?
そして夜の街を彩る沢山の照明!!
きれいだけど、一体電気代はどれくらいかかっているんだろうと、
余計な心配をしてしまいます。
先日、奈良から遊びに来ていた友人にこの話をしたら、
「そのことによって、沢山の仕事が発生し、それぞれ雇用が生まれるんだから」
と云われてしまいました。
確かに。
経済はこのようにして動いていくんですね。
あれ以来、街を見る目が変ってしまいました。
又、その友人に会ってゆっくり話をしたいと思っているこのごろの私です。
では又。
posted by Tamura at 17:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年04月22日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.42
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
いかがお過ごしですか?
私のレイキのセッションでは、必ずチャクラのチェックを行っています。
といっても、私にはチャクラを視覚化する能力はありませんから、
クリスタルのペンデュラム(振り子)を使って、
動きと大きさをチェックするだけですが
「今、チャクラがこういう動きをしているので、
もしかしたらこうではありませんか?」
とお伝えすると、
「実は・・・」
とお話して下さる方が沢山みえます。
“チャクラ”というのは、私たちの肉体を包むように存在している微細なエネルギー体にあるといわれていて、見ることができる人には“多様な色を含んだ回転している輪”のように見えるというものです。
ですが、正確な位置やそのシステムについては、
今のところまだわかっていないようです。
それにチャクラの状態はしょっちゅう変化するようなので、
現在の状態を情報の一つとしてお伝えすることしかできないのですが、
私たちの成長に役立つ情報をもたらしてくれるものであるのは確かで、
私に多くの事を教えてくれます。
チャクラが回転して電磁場をつくり、他のチャクラによって作られた電磁場と結合して、私たちが“オーラ”と呼んでいるものになります。
そしてある特定のチャクラがオーラを支配する“色”を決定づけるといわれています。
最近は遠隔ヒーリングをしている時、“色”を見たり感じたりすることがよくあります。
私がその方に対して感じている事と、オーラの意味を調べてみると
「なるほどなあ、やっぱり・・・」
と思うことが、しばしばあります。
もちろん、どんな方でもというわけではありませんが、
その度に、私はこうして出会う人々に教えられ、
訓練されているんだなあという思いを強くするのです。
では又、お元気で。
“チャクラのバランスの崩れ”
チャクラにはそれぞれ固有のエネルギー、バイブレーションがあります。
チャクラのバイブレーションが伝わらなかったり、
逆方向に回転したりするとチャクラのバランスが崩れます。
チャクラからのエネルギーが遮断されている、
または回転が逆になっている人は、
簡単に操られたり、悪影響を受けたりします。
マッサージ療法士によれば、相手がこのような機能不全状態にあると、身体に緊張やこわばりが感じられるそうです。
感情を抑圧したり、恐怖心から行動を押し止めるなどしてエネルギーの自然な流れを妨げると、エーテル層とフィジカル体が影響を受けます。
すると身体は、その組織の形状や構造を変えてバリアを作り出します。
健康を満喫するには、常にエネルギーが全身を滞りなく巡っている必要があります。
エネルギーの流れが遮断されると、
結果的に病気を引き起しかねません。
身体はチャクラから生気を送り込まれているので、
チャクラを開いてエネルギーの流れを増大させることも重要です。
身体の不調はエネルギーのバランスが崩れたり、
流れが滞ったりすることで起ります。
すると感情も影響を受け、
満ち足りた気持ちで楽しく生活をおくれなくなってしまうのです。
「レイキと瞑想」 産調出版 タンマヤ・ホナヴォグト著
posted by Tamura at 18:28| サガール・デヴァからの手紙
2010年04月08日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.41
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
お変りございませんか?
私はしばらく東京に住んでいたことがあります。
20代の頃です。
アルバイトを続けながら二つの学校をかけもちで通っていました。
風呂もない小さな部屋に住んでいましたが、
本とレコードと映画に使うお金はなんとか不自由しませんでした。
(そうです、レコードの時代です)
あの頃はヨーロッパの映画を二本立てで観られる
名画座も都内のあちこちにありましたし、
欲しい本を手に入れるために一食抜いても平気でした。
今考えると、どうしてあんな生活ができたのか不思議でなりません。
休日の楽しみはライブハウスへ通うことでした。
渋谷の教会の下にあった“ジャンジャン”と
東急会館にあった“りとるぷれいはうす”
銀座の七丁目にあった“銀巴里”。
もうみんな閉店してしまいましたが・・・。
その頃、お気に入りの歌手がいました。
よく“ジャンジャン”に出演していた
長谷川きよしと浅川マキの二人です。
(もうこの名前をご存知ない方も多いでしょうね)
ギター片手によく通る声で歌う長谷川きよしと独特の世界を持つ浅川マキ。
(長谷川きよしの方は去年の夏、横浜の馬車道でなんと路上ライブをやっていて、思いがけない再会を果たしました)
“ジャンジャン”には特別な空間と時間がありました。
あの頃のことを想い出すと胸が様様な感情で一杯になります。
いつも黒いドレスと長い髪の間から語りかけるように歌う浅川マキの姿が忘れられません。
そしてその浅川マキが今年の一月に亡くなったということを知りました。
このところ、私が長い間、強い思いを持っていた人があいついで亡くなっています。
浅川マキ(2010年1月17日)
ロバート・ブラウン・パーカー(2010年1月18日)
ジェローム・ディヴィッド・サリンジャー(2010年1月27日)
もちろん個人的に存じ上げていたわけではありませんが、
自分の青春時代にいつも側にいてくれた人達であり、
おかげでどんなに慰められ、楽しませてもらったことでしょう。
今は自分の青春時代をまとめて半分持っていかれたような
虚脱感と淋しさの日々です。
沢山の素晴らしい想い出を本当にありがとうございました。
合掌。
posted by Tamura at 18:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年03月14日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.40
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
お変りございませんか?
その後、体調はいかがですか?
この季節になると、なるべく太陽の光に当りたいので、
街を歩く時は太陽の当っている側の道を選んで、
光を顔に受けながら歩くようにしています。
休日には陽当りのいいベンチを見つけて、
ミネラル・ウォーターと文庫本片手にのんびり日向ぼっこ。
半日くらいは平気で坐っていられます。
まだ若かった頃は、ゴールデンウィークぐらいになると
いち早く日光浴を始め、夏休みに入った時にはもう真黒でした。
おかげで今や顔のアチコチにそのなごりのシミがタップリ!
それでもやめられません。
昨今は紫外線だヒフガンだのという話を耳にしますが、
その心配より私にとっては太陽の熱のエネルギーや
光のエネルギーの方が大切です。
実は同じように月の光も大好きです。
「今夜は満月だ」
「これはワクシング・クレセント(満ちゆく三日月)といったっけ?」
「おっ、上弦の月だゼ」
などとひとりごとをつぶやいては、月の光を楽しんでおります。
運よく満月が美しい夜は、青い月の光を浴びながら
ウロウロと散歩し、公園のベンチでたっぷり月光浴を楽しみます。
でもストレスが溜っていたり、気分が不安定な時には
満月の月光浴は避けた方がいいそうです。
ネガティブな要素が増大してしまう恐れがあるので、
そんな時には三日月の月光浴をどうぞ。
神秘的な世界や霊的な問題に関心がある人、
安定していてポジティブな人にとっては、
穏やかに作用し気分を鎮めバランスを整えてくれるので、
満月の光を浴びるのはオススメです。
浄化になり、エナジーの補給になり気力体力を向上させてくれることでしょう。
深い瞑想も経験できるかもしれません。
満月は“サクセス・ムーン”とも呼ばれていて、
その日には自分の表現力が増し、人とのコミュニケーションも深まると考えられているので、大切な会議や交渉事にあてられているとか。
また、満月はエナジーを浄め、高めるとも信じられているそうです。
アメリカで株をやっている人の間では、
ダーク・ムーン(新月)の日に下がっているのを買って、
フルムーンの時に売ると儲かるという話まであるそうですが、
本当でしょうか?
「三日月は右の肩越しに見ると幸運が、左の肩越しに見ると不運が訪れる」というヨーロッパのことわざもあるそうです。
私がやっているレイキも太陽と月のエナジーがとても深く関係しています。
今年になってから、あなたは何回ぐらい夜空の美しい月を見上げましたか?
では又、お元気で。
参考文献:「ムーンヒーリング−月の癒しと幸運への扉」KKベストセラーズ
秋月菜央著
秋月菜央著
posted by Tamura at 14:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年03月04日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.39
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
お変りございませんか?
私が生まれた家の庭には、
睡蓮の咲くひょうたん池と小さなお稲荷さんの社と、
大きな三本の松の木(木のぼりには最適の枝ぶりでした)、
クチナシと柊と柳、そしてこれも大きな八重桜の木、
そしてまだ若い桃の木が一本ありました。
桃の花も好きでしたが、今年こそは桃の実が食べられるのではと
毎年楽しみにしておりましたが、いつも小さな青い実がつくだけで
ついに食べることはできませんでした。
今になって思えば、あの桃の木は観賞用の品種だったのでしょう。
そうとも知らず、小さな胸を毎年期待で一杯にしていましたっけ。
もちろん両親はそのことを知っていたでしょうが、
小さな子供の夢をこわさないように黙っていてくれたのでしょうね。
今でも桃の花は大好きです。
もちろん桃の実を食べるのも大好きです。
あの香りといい、実の柔らかさといい、あのたっぷりとしたジュース!といい、果物が好きな私の中でも特別な位置をしめています。
昔は桃の実のことを「水蜜」と呼んでいた記憶があります。
あれは品種の名前だったんですね。
私は男三人、女二人の5人兄妹でした。(私は次男です)
毎年5月の節句には柏餅とちまきを沢山作り、
ご近所へお福分けするような家でした。
座敷には武者人形や金太郎の人形を飾り、必ず菖蒲湯に入り、
屋根には菖蒲の束が上げられました。
私の父親はとても手先の器用な人でしたので、
菖蒲も柏餅やちまきに使う葉っぱも、
全部山から調達してきて見事な手さばきで一つ一つ手作りしていました。
お正月にはしめ縄を作り、お盆には笹舟を作り、
そういう年中行事をとても大切にする人でした。
私はそういう時、必ず側で父親の手先から生まれる
“美しい作品”を飽きずに見続けたものです。
ところが、ところがです。
女の子が二人もいるのに、我が家で桃の節句をお祝いした記憶がありません。
雛人形を飾った思い出もありません。
かすかに甘酒を飲んだ覚えがあるので、あれが桃の節句のことだったのでしょうか?
私が忘れているだけかもしれませんが、今となっては確かめようもありません。
桃の花は一寸色っぽいところが、何ともいいですねえ。
あなたは桃の花、お好きですか?
仲良くしていますか?
お元気で。
今も伝わる三月三日の桃の節句は、もともとは桃の花の力で邪気を祓うための行事なのです。
疾病がはやると陰陽師や医師たちは湯に桃の花を入れて、
それにつかることをすすめた記録もあります。
また桃の枝を削って札(フダ)としてそれに呪文を記すと、
護符の威力は増すため、さかんに用いられました。
桃に秘められた魔除けの力は、枝を衣服に挿しているだけでも
疫鬼から身を守れるという強力さです。
桃の力は現代にいたっても衰えることはありません。
桃こそ時代を超えた最強の魔除けアイテムなのです。「陰陽師 阿倍晴明 とっておき99の秘話」二見文庫 南原順著
posted by Tamura at 18:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年02月21日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.38
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
お変りございませんか?
以前、私が最近時代小説をよく読んでいると言った時、
あなたは「時代小説?」といって、ギョッ!とした顔をしましたね。
私が時代小説を読むのは、それほど以外なことでしょうか?
世間でもオジサンは時代小説が好きという定説?があるほどなんだけどなあ。
(もしかしたら、江戸時代を経験したことのある人達なのかも)
たしかに若い頃は、というよりついこの間までは見向きもしませんでしたが、宮部みゆきの『ぼんくら』の文庫本をもらって読んでから、一気に時代小説大好きオジサンになってしまいました。
(本当に人生は何が起るかわかりません)
それまでは外国のミステリーに耽溺しておりました。
中学生時代のコナン・ドイルから始まって、最近ではもっぱら
ロバート・B・パーカー、
ローレンス・ブロック、
ジェフリー・ディーヴァー。
ストーリーももちろんですが、登場人物がなんとも魅力的で、
彼らの間で交される会話がもうたまりません。
新刊が出ると真っ先に読みたい方です。
(ロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズは次から次へと新刊が出るので、嬉しいけど忙しいのなんの・・・)
これらのミステリーを読み始めると、最後のページを閉じるまで止められなくなります。
これまで幾度、夜が白白と明け始めた窓の外を眺めたことでしょう。
それがここにきて時代小説。
なかでも女流作家の書く長屋住いの市井の人々や、一風変り者の同心や旗本の冷飯食いが登場する時代小説があっしはお気に入りです。
宇江佐真理の『髪結い伊三次捕物余話シリーズ 』など、何度泣かされたことか。
(この作家の本を読むと本当によく泣きます)
時代小説を読んで号泣するオジサン!
(涙がポロリなんてもんじゃありません。号泣するんです。)
ええ、ええ、いくらでも笑ってください。
私は自分のこういう姿、けっこう好きなんです。
最近は映画を観に行っても盛大に泣きます。
何しろ男は泣くもんじゃない、と言われて育ってきたので、
今までは泣けないというか、グッ!と我慢していたのが、
ここに来て今までの分を取り返すように泣いております。
(しかし、「男は泣いちゃいけない」なんて誰が言い始めたんでしょうねえ?)
男性作家の得意な剣豪小説はあまり読みません。
武家社会の不条理、藩のお家騒動、仇討ち、流派の違う剣での果たし合い、陰陰滅滅として気が重くなるばかりです。
人が血しぶきをあげてバッサリ切られる様子なんて想像しただけで吐きそうになります。
もちろん男性作家にも武家ものや剣客ものだけでなく、
哀歓溢れる作品が沢山あります。
時代小説は面白いですよ。
ところで、最近、あなたはどんな本を読んでいるんですか?
では又、お元気で。
posted by Tamura at 18:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年02月06日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.37
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
いかがお過ごしですか?
お変りございませんか?
この前、交差点を渡っていたら、
向こうから来る柴犬に盛大に吠えかけられました。
もちろんそれまでにも沢山の犬と出会っているわけですが
(犬を連れて歩いている方、本当に多いですねェ)
吠えられたのは久し振りの経験だったので、
何が起ったのだろうとしばし呆然としていました。
昔、インドでもホテルを出たらたちまち10頭近くの野良犬に囲まれ吠えまくられて、しばらく動けなかったことがあります。
まあ、あの時は確かにあやしい奴だったので無理もありませんが・・・。
最近、歩いていると道端で日向ぼっこしている猫が急いで逃げ出します。
踏んづけようとしたわけではありません。
側を通っただけなのに・・・。
何なんでしょうねえ、これは。
“危険な男の香り”でもするんでしょうか?
(加齢臭かもしれないけど)
どうしてなんだろうという思いが頭を離れません。
オーラの色が変だったとか、その時体外離脱をしていたとか、
何かの異常を感じて教えてくれたのかもしれません。
時々散歩に行く公園では、30羽余りのカラスを引き連れて
歩いている男性を見かけたことがあります。
聖フランチェスコか?とギョッとしてよく見ると、
ポケットから何やらエサを出して与えていたのだということが判明しました。
横浜の町には、どこにでも沢山のハトがいます。
人に慣れていて、すぐに寄って来ます。
ベンチのある場所では「ハトにエサを与えないで下さい」という
表示もよく見かけます。
ところで、ハトのフンはどうして白いのでしょうか?
カラスのフンも白いのですか?
これも気になっています。
テレビで時々、乳牛の乳しぼりの映像が流れますが、
あそこにズラッと並んでいる牛はすべて雌牛ですよね、
オッパイが出るんですから。
牧場でのんびり草を食んでいる牛の映像もよく見ますが、
どの牛にもオッパイがあったような気がします。
だとしたら雄牛は一体どこにいるんでしょう?
これも気になります。
いつも通る道にある動物クリニックの前にも、
色々な犬が沢山診察を待っています。
ああいうクリニックは犬専門なんですか?
猫や他のペットは病気にならないんでしょうか。
(もしかしたら、ポケットにアルマジロや青大将を入れて待っている方もいるかもしれないけど)
ところで、「獣医」といういい方は家畜を診る医者のことで、
ペットは獣医の対象ではないそうです。
あなたは犬が好きですか?
だとしたら、どんな犬種がいいですか?
レイキをやっている方はよくご存知でしょうが、
動物はとても敏感なので、レイキをすると大喜びしてくれます。
ペットを飼っている方は犬でも猫でも、もちろん馬でも虎でも
レイキしてあげると、その日から“愛”が目に見えて深まります。
ぜひお試しを!!
では又、お元気で。
posted by Tamura at 18:00| サガール・デヴァからの手紙
2010年01月06日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.35
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
いかがお過ごしですか?
先日、思いがけなく村上春樹の『IQ84』をプレゼントされて
早速読み始めたところです。
(Pさん、ありがとうございました)
ずっと読みたいとは思っていたのですが、
前評判があまりにも凄くて、
今まで手を出せずにいたので本当に嬉しいプレゼントでした。
(待ては海路の日和あり、古いけど・・・)
一頁目からハルキワールド全開で、思わずニヤリとしましたが
あまりの懐かしさに、一寸うるうるしてしまいました。
昔好きだった人に、久し振りにばったり出会ったようで・・・。
何しろ村上春樹の本を読んだのは『海辺のカフカ』以来でしたから。
以前、ハルキワールドにどっぷりはまって、全作品を貪り読んだ時は、
文章のスタイルとそこここに散りばめられた絶妙なレトリック、
比喩に呻り、抜き出してはワープロで打ち込んだものです。
しょっちゅう反芻しては、ニヤニヤして楽しんでおりました。
どこからこんなイメージが言葉に出てくるのだろうと
只只圧倒されておりました。
中には殆んど比喩のない作品もあったと記憶していますが、
あれは意識的にそうされたのでしょうねえ。
『IQ84』にはたっぷりと用意されていて
「クスクス」「プッ!」と楽しませていただきました。
小説もすごいですが、
(面白い小説とか良い小説というよりも
“凄い”という言葉の方がピッタリきます)
私は彼のエッセイも大好きです。
あの肩の力の抜けた、自然体のほのぼのした文章は
村上春樹という人そのもののような気がします。
それにしても、この人の仕事の量はハンパじゃないですよねえ。
小説以外に翻訳の多いこと!
机の前に座ると、電光掲示板のように
自動的に文字が流れてくるのじゃないか、
あるいは自動書記でもやってるんじゃないでしょうか。
体力もいると思うのですが、健康なんでしょうねえ、この作家は。
個人的にはノーベル賞をもらって
これ以上偉くなって欲しくないです、勝手だけど。
いつまでも“ハルキサン”と読者に呼ばれ続け、
愛され続ける作家でいてくれると嬉しいですねえ。
ノーベル賞の賞金は1000万スウェーデン・クローナ
(1億3000万円)だそうだし、村上春樹がノーベル賞作家になるのは
私も本当は嬉しいけれど、何だか遠くへ行ってしまうようで・・。
ところで、いくらなんでも
授賞式にスニーカーは履かないでしょうねえ、ハルキさん。
『IQ84』は読んでしまうのがもったいなくて、
一章ずつゆっくり味わっておりますが、私はこの小説好きです。
というわけで、私はこれからもしばらく『IQ84』の世界へ。
お元気で。
posted by Tamura at 17:00| サガール・デヴァからの手紙
2009年12月25日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.34
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
お変わりございませんか?
私が今住んでいる場所のすぐ近所に伊勢山皇太神宮があります。
天照大御神を祭り、伊勢神宮から分霊を受けた横浜の総鎮守で
「関東のお伊勢さま」と言われているそうです。
横浜に移って来た時、三重出身で高校時代は神宮の外宮を自宅の
庭のようにして過ごした私としては、何やら複雑な心境でしたが
「これから横浜に住むことになりました。ヨロシクお願いいたします」
と参拝しました。
以来、お祭りのときにはなるべくお参りするようにしています。
お祭りの期間中は神様の力が強まり、特に神主さんが神事を行うときには、祝詞に乗ってパワーが一段と高まるそうなので。
お賽銭を入れ、鈴を鳴らして、二礼二拍手一拝するだけですが、
(時には、これ以上髪の毛が薄くなりませんようにとか、
広い家に住めますようにとかブツブツ・・・)
ところが、これでは「お祈り」ではなくてただの「挨拶」にしかならないとか。
これだけでは願い事は神様に伝わらなくて、もっときちんと願い事は伝える必要があるのだそうです。
神様は形式よりも人が出す心からの「想い」に反応するものだからということです。
きちんとしたお参りの作法をするだけで「願い事」がよりかないやすくなり、神様の強力なサポートを得ることができるのなら、これはやらない手はありません。
でしょ?
もちろん、あなたが
「神様?信じない」
「神社へは初詣にしか行かない」
という人であっても“困った時の神だのみ”であっても、
神様はあなたがお参りし、きちんとお願いすれば、
喜んで手を差し延べてくれます。
コンタクトすればするほど、お願い事をすればするほど、
神様との関係は深まるということです。
いくらお参りしてもいっこうにご利益がないという方は
お参りの作法をもう一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
ところで、大多数の神社の神様は、あなたがどこの誰か知らないので、
まず名前と生年月日を名乗り、どんな願い事があり、
どうして欲しいのか具体的に伝えないと、
神様としてもご利益の与えようがないということです。
それから神社の境内によくある、自分の体の悪い部分と同じところを撫でると痛みが取れると書かれている「撫でも」の像には
絶対に手を触れてはいけないということです。
こういった像には多くの人の念がこびりついていて、
下手をすると逆に邪気をもらってしまったり、
そうでなくとも気を吸い取られるのは確実だとか。
怖いですねえ。ご注意下さい。
それからもうひとつ。
鳥居は神社の象徴であるとともに、ここからは神域ですよ、
という神社の門としての大切な意義もあるので、
参拝者は鳥居を入る時は軽く一礼、出る時も又軽く一礼するべきで、
これが参拝者として守る心がまえだということです。
今まで何も知らないで、公園へ散歩に行くつもりでお参りしてましたが、神様、失礼いたしました!!
これからお参りする方、ご利益をいただいた際はきちんとお礼を述べるか、お礼参りをするのも大切なことなので、忘れないで下さいね。
あなたにご利益がありますように!
posted by Tamura at 18:30| サガール・デヴァからの手紙
2009年12月09日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.33
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
お変わりございませんか?
先日、ドキュメンタリー映画『マリア・カラスの真実』を観てきました。
マリア・カラスについてはご存知の方も多いと思いますが、
いまだに追従を許さない、20世紀最高といわれ伝説となった
ディーバ(歌姫)ですね。
私は3大テナーのCDを聴いたり、ジョシュ・グローバンや
ラッセル・ワトソンを聴くのが大好きです。
フィリッパ・ジョルダーノやもちろんマリア・カラスもよく聴いています。
(どこかで読んだのですが、フィリッパ・ジョルダーノの歌声は、
あのエンリオ・モリコーネも「格が違うんだよ」と
絶賛したとか。こぶしをつけてアリアを歌うところなど、
クラシック界に新たな息吹きを吹き込んだと
いわれているそうです。
来日した時、私は三重県に住んでおりましたが、
東京国際フォーラムまではるばる歌を聴きに行った
想い出があります。もう10年ぐらい前でしょうか・・・)
特にオペラファンというわけではありませんが、
朗朗と大きな声を張り上げて歌うのを聴いていると、
気持ちがスッキリして洗われたような感じがします。
目を閉じてCDを聴きながら、自分がステージで
よく響く美しい声で歌っているところをイメージするだけで、
私の脳細胞はグズグズにとろけそうなくらいうっとしり、
快感にうちふるえます。
彼らのように歌うことができたら、
どんなに気持ちが良いでしょうねえ。
カラオケなどには行ったこともない私には羨望の的です。
アカデミー賞とった映画『フィラデルフィア』の中で
トム・ハンクスがデンゼル・ワシントンを相手に、
バックに流れるマリア・カラスの“アンドレア・シェニエ”の
アリア「亡くなった母を」について語るワン・シーンがありました。
あのシーンは凄かったですねえ。
(あなたはこの映画、ご覧になりました?)
トム・ハンクスの主演男優賞は、鬼気迫る熱演のあのシーンに
与えられたものじゃないかとさえ、私は思っております。
今、思い出しても鳥肌が立つくらいです。
『マリア・カラスの真実』の上映会で講演をされた
音楽評論家の堀内修さんもこのシーンのことを話されておりました。
(“アンドレア・シェンエ”つながりでいえば、テノールの
「あの日青空を眺めて」も好きなアリアです。)
横浜の山下公園には“マリア・カラス”という名の
濃いピンクの大輪のバラが咲きます。
堂々としていてとてもゴージャスな、いかにも“マリア・カラス”という名にふさわしいバラです。(フランスのバラだそうです)
マリア・カラスは1997年にパリのアパルトマンでなくなったそうですが、死因についても謎めいていて、あれだけの人なのに晩年は孤独だったのだそうです。
カラスの財産を相続したのは、別れた夫メネーギニ氏でしたが、1981年に彼が死ぬと、遺言で20年来、彼の家政婦をつとめた当時78歳のエンマ・ブルッティという女性に与えられたとか。
(驚いたでしょうねえ、この人も)
実業家であったメネギーニ氏の財産と彼の受け継いだカラスの遺産、そしてその後売られるレコードのロイヤリティまですべてを、忠実な家政婦であった一事のために。というのですから。
これも凄い話ですねえ。
それにしても、一度くらいはミラノのスカラ座で
「今日のテナーの出来は今イチだなあ・・・」などと
フルートグラス片手につぶやいてみたかったと思う
今年の冬であります。
あなたは歌いますか?
お元気で。
参考文献:「カラス by カラス」音楽之友社
レンツォ アッレーグリ、ロベルト アッレーグリ著
レンツォ アッレーグリ、ロベルト アッレーグリ著
posted by Tamura at 13:00| サガール・デヴァからの手紙
2009年11月25日
サガール・デヴァからあなたへ Vol.32
※「宙 SORA」で活躍するレイキマスター、橋爪による手紙形式のコラムです。
サガール・デヴァからあなたへ
お変わりございませんか?
この秋、私にはとても嬉しい出来事がありました。
しばらく会えないでいた大切な友人が、遠くから突然会いに来てくれたのです。
本当にもうビックリでした。
迎えに行って、路上でガッシ!と熱いハグを交わしてしまいました。
あの日、おじさん二人が白昼堂々と抱き合っているのを目にして
“ギョッ!”とした方もいるかもしれませんね。
(ゴメンナサイ。あれは私でした。決してそういう関係ではありませんので念のため。まあ深い愛を感じてはおりますが・・・)
そして今回、私は“愛”というものの不思議なパワーにつくづく感じ入りました。
いつの間にか、“愛”という言葉は、使い古された、手垢のついた言葉になり果ててしまったように思っておりましたが、全身が打ちふるえるようなフレッシュな愛の香りをたっぷり味わうことになりました。
(というより、頭の上からザンブリ!浴びたというのが正直なところですが・・・)
誤解のないよう申し上げておきますと、
これは彼の恋愛ののろけ話を「そこまで言うか!」という程、
聞かされたという話であります。
いやはや全く、その舞い上がりようといったら。
このまま羽根が生えてどこかへ飛んで行ってしまうのではと心配になるほどで、今どき中学生の初恋でもそこまでは、というくらいの聞いていてこちらが恥ずかしくなるようなのろけ話でした。
彼とは長いつき合いで、今までも色色なことがありましたが、
こんな姿を見たのは初めてでしたし、
相手の女性のことを熱く語る顔は純情な少年の顔、そのものでした。
どうも今回はいつもと勝手が違うようで、
もう右往左往と取り乱しておりました。
まあ、30年ぶりの再会の後、芽生えた恋というのですから無理もありませんが。
それにしても、彼女のことを果てしなく語り続ける
キラキラした彼の瞳は可愛かったですねェ。
今、想い出しても胸の奥がじんわり熱くなります。
そして、「物事はすべて、起こるべくして起こっている」
ということを思わずにはいられませんでした。
私達が生きているこの世界の凄さ、その仕組みの不思議さに只只呻るばかりの日々です。
「生はもはや謎ではない。
それは生きるべき、楽しむべき神秘
踊るべき舞踏だ。
そうなったら人は<生>とのどんな
葛藤の中にもいない」和尚「信心銘」
お元気で。
posted by Tamura at 15:00| サガール・デヴァからの手紙